ボーカル録りについて

ボーカル録りについて

歌物の宅録でやはり一番重要なのが歌録りではないでしょうか?

 

歌がはやり一番録音をやってみて難しいというか、やっかいというか、シビアだと思います。

 

どんなに演奏がよくても、どんなに良い曲であっても歌に魅力がなければ意味がないコンテンツに成り下がってしまうということを感じています。

 

なので、カバーするときにこれは確実にちゃんと歌える曲であるか?まずしっかり見極めてプロジェクトをはじめるべきだと思います。

 

では歌に魅力をつけるというのは
どういうことか?

 

ピッチが安定しているか

 

まず、ピッチがあっているということ。音程っていうのはぼんやり存在しているんです。
でもそのぼんやりの中にしっかり芯があって、その芯をピンポイントで押えられるかどうかなんです。

 

人の心を動かす名曲というのは歌い手が泣きのメロディーの上に極上の言葉を載せて音の芯を一音一音しっかり射抜いてその点と点を結んで線にしているからなんです。

 

リズムに乗っているか

 

歌もやはりアンサンブルの一つなんで他楽器がたたき出すリズムをしっかり自分のものにしているかどうかです。
裏でリズムを感じるってことも大変重要になってきます。頭のバスドラを意識することも重要です。
その曲にあわせて、リズム、グルーブが存在してくるのでそのグルーブをしっかり感じているかどうかです。

 

歌詞に力を込めているか

 

これは、実は聞いている方からは魂をこめて歌っているのか、そうでないのかはわかりません。
魂を込めて歌っているように見えても音の世界にどっぷりはまって歌っているかもしれません。
いや、実際、言葉に魂を込めすぎると歌の魅力としてはちょっとバランスがわるくなってしまうので
魂をいうより、力を込めているかどうかというフィーリングがいいかなと思います。

 

力を込めるということはどういうことか?

 

それは単語単位の発音、あるいは一語単位の発音を意識するということです。お腹から声を出すのとは別に舌の遣い方になってきますね。

 

つまり、舌を使って発音をしっかりコントロールできているかどうかということですね。あとは声が前に出ているか。

 

細かくいうとテクニック論みたいになってきますのでこの辺で。

 

ボーカルは一番難しい楽器

ボーカルはその日その日によって奏でる音色が違います。

 

シンセサイザーのように毎回同じ音色は出ません。

 

しかも、声帯は筋肉なので使っているうちにどんどんパフォーマンスが落ちてきます。

 

なので、一日に録音可能な曲数は3曲が限界なのではないでしょうか?

 

私は声帯がすこぶる弱いので3曲も録音したら、のどがちょっと痛くなっています。

 

録音はやはり最高のパフォーマンスをパッケージングしたいですよね。なので、最高のパフォーマンスを発揮できる限度が3曲ぐらいということです。

 

最近発見したボーカルテクニックについてですが、「舌使いを意識する」

 

です。これは昔に気付いていたことなんですが再発見したということで。

 

舌に変な力が入っていないかどうか、これは重要です。
なぜ重要かというと自分で発見した意識ポイントだからです。

 

教則本によくあるボーカルテクニックをやることを否定はしませんがおススメもしません。

 

私がおススメするのは「あなたが経験から得た意識ポイント」です。やはりこれが一番あなたにとって効果的なのです。

 

 

上手く歌えたときの体の状態、力の入り具合、抜け具合、のどの締め付け等腹筋の感じ等を忘れないでください。 
メモをすぐに取ることを強く勧めます。私はメモしています。私の場合の例ですが

 

・リズムを裏で感じる
・足先を震わせる
・口を大きく開ける
・口でリズムを取る
・のど、口、ケツの穴を結ぶイメージ
・肩の力を抜く
・息を吸い込む
・鼻先から声を出す
・息を吸い込む
・鼻先から声を出す
・歌詞を発声する
・腹筋を個刻む
・小節の頭を意識して突き刺す
・息を走らせる
・息を遠くな投げる
・おでこをボイスポイントにする

・舌をひっこめる
・バッグのオケをしっかり聞く
・肛門を閉める
・息の道をイメージする

 

等、調子が悪くなったときに見直して実践してみるとスランプから抜け出せることがよくあります。私の中で飛躍的に成長するきっかけとなったのが

 

肛門を閉める」

 

です。とあるとき、上手く音が取れているとき、上手く声が出ている時は無意識に肛門が閉まっていることに気が付いたのです。

 

それ以来、意識的に肛門を閉めて歌うようになって以来、格段に成長したように思います。

 

これはどんな教則本にもネットの情報にも書いていなかった情報です。

 

そしてこの「肛門を閉めて発声する」という意識改革が私の症状にぴったりかどうかなんて誰にもわからないのです。だから毎日意識するんです。

 

どうすれば、もっと上手くなれるのか?どうすれば、もっと気持ちよく歌えるのか?そうやって自問自答を繰り返していくのが一番の近道です。

 

あなたが求めているボーカルはボーカルスクールや教材、ボイストレーナー等の他者がもたらしてくれるものではありません。

 

あなたの幸せと同じようにあなたの足元に転がっているのです。遠くを見過ぎて途方にくれているあなた、足元に目を向けてみてください。そこに答えはあると思います。

 

ボーカル

 

 

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